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近代生命保険の設立

3月 4th, 2008 by hoken

この問題を解決するきっかけを作ったのが、「ハレー彗星」で有名な天文学者エドモンド・ハリーです。
彼は実際に調査して人間の寿命を統計化した生命表を作成しました。
それは年齢ごとに生存している人死亡した人の割合をまとめた統計データです。

ここで重要なのは、こうした統計ができたことで、「誰がいつ亡くなるかは全くわからないが、年齢ごとの亡くなる人数はおおむねはっきりする」ということです。

これは「大数の法則」と呼ばれるもので、この法則でよく知られる例としてはサイコロを数多く振ると回数が増えるにつれてそれぞれの6つの目の出た回数は六分の一に限りなく近づいていく、というものがある。
つまり、生命表での場合、少ない人数だと誰がいつなくなるかは全く分からないが大勢集まると限りなく生命表の死亡率に近づくので、「そのうち何人が何歳のときになくなるかおおよそわかる」ということになります。
つまり、各年齢ごとに保険料を払う者の人数と亡くなる者の人数が推定できます。

こうして、この統計による死亡する確率に応じて保険料に差をつけることが考えられ、18世紀、イギリスで死亡率に基づいた保険料を集める制度ができ、これが今の生命保険のルーツとなっています。

ただし、この生命表に基づく計算は、戦争や地震等の大規模災害による大量死にまで対応できるものではない。
このため、現在の生命保険の多くは、戦争・災害に関する免責事項を設けている。

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